トマトの冷製スープ

今日はスペインの冷たいトマトスープをつくります。スペインの冷たいトマトスープといえばガスパッチョが有名ですが、このサルモレホもスペイン料理の一つ。コルドバの郷土料理です。ガスパッチョにはピーマンやきゅうりなど色々と野菜を加えたりしますが、サルモレホはトマトとにんにくが基本のシンプルさに特徴があります。

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余ったパンを使います。今回は160度のオーブンで15分焼いたクルトンがあったので使っていますが、通常は数日経って固くなったパンを使いますが、クルトンでも意外といけます。それでは分量です。

サルモレホ

トマト 400g

にんにく 1片

オリーブオイル 50cc

パン    40g

塩      3g

ビネガー(今回はシェリー酢) 小さじ1

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ガスパッチョは飲むスープという感じですが、サルモレホは濃度をつけて食べる感じに仕上げるのが特徴。

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にんにくは半分に切って芯をとり、3分間ほど茹でて使います。本場スペインではそのまま使いますが、日本で売られているにんにくの品種ですと下茹でしたほうがベター。

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あとは材料をすべてミキサーにかけるだけです。トマトはへたをとってぶつ切りに。皮はそのままで大丈夫です。

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撹拌してなめらかにします。

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ざるで漉します。冷蔵庫で冷やすとパンが水を吸ってよりなめらかになります。

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冷えたらうずらの卵か普通のゆでたまご、クルトン、生ハム、EVオリーブオイルをトッピングします。これはさっぱりタイプのサルモレホですが、現地では卵黄を混ぜ込んだ濃厚なタイプもあります。どちらもゆで卵と生ハムが定番の浮身。冷たいスープは夏の前菜にぴったり。そろそろトマトの旬もかなり過ぎてきましたからお早めにどうぞ。